海へ続く階段
福井県高浜町日引地区。入り組んだ内浦湾の静かな入江に、約二百枚の田が海へと駆け下りるように並んでいます。
「日引の棚田」は、室町時代から続く人々の営みの結晶です。半農半漁の暮らしの中で、先人たちが石を積み、土を盛り、水を引いて築き上げました。
日引ふれあい広場が発信する、日引の棚田の紹介サイトです。
「願い」と「待つ時間」――トップページの言葉は、この土地を思いながら選びました。
景観の美しさだけでなく、集落の営みや来訪の手がかりもあわせてお届けします。
内浦湾へ続く棚田の段々。季節と光で表情が変わる、海辺の田の風景です。
石を積み、水を引き、田を守る。人の手でつながってきた時間が、この景観を支えています。
初めての方でも迷いにくいように、歩き方・配慮・アクセスをまとめました。
夢見たものは ひとつの幸福 ねがつたものは ひとつの愛 そして かなしみに満ちた世界で ただひとり しづかに それを待ってゐた
福井県高浜町日引地区。入り組んだ内浦湾の静かな入江に、約二百枚の田が海へと駆け下りるように並んでいます。
「日引の棚田」は、室町時代から続く人々の営みの結晶です。半農半漁の暮らしの中で、先人たちが石を積み、土を盛り、水を引いて築き上げました。
同じ場所でも、季節でまったく違う表情になります。 訪れる時期の手がかりにどうぞ。
田起こしの気配。水が入る頃は、空と山がやわらかく映ります。
海風と緑。稲が育つ力強さと、入江の静けさが同居します。
稲穂と夕景。色が深まり、棚田の段差がいちばん際立ちます。
静けさの季節。輪郭だけが残る風景は、時間そのものに近づきます。
棚田は、人の暮らしと作業の場でもあります。
安心して訪れていただくための、簡単なメモをまとめました。